「あめ細工ななこ」

毎年、可愛らしいあめ細工で松本ジャポニスムに花を咲かせてくれている、あめ細工ななこさん。

小さくて、可愛くて、洒落ていて、しかも持って帰れる、さらに甘いという特典つき。

実演もしているので、ぜひその技を見に来てください!


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「お面・おっとぼけ美術館」

「おっとぼけ美術館」は現在不定期で開館している小さな美術館です。

今回、ジャポニスム初参加が決まり、中に入ることができました!

「!」

お面!
お面!
お面!

そして奥の間にも案内してもらいました。

「これは…」

とてつもないパワーを感じ、しばし絶句。この部屋は、宮田嵐村(みやたらんそん)資料館となっており、嵐村先生の脳内を覗くことができます。

これ以上ない強烈なモチーフ。圧倒的な才能、感覚。そして生来の真面目さを持って創りだした道神面や絵画の衝撃たるや言葉にならず、呆けのように見回すばかりでした。

とにかく凄みのかたまりのような作品がズラリ。

芸術であることは間違いないのだけれど、アートという言葉には収まらない、民藝と言っていいような、いや、それも違うような…。うまく表現できない自分を歯痒く思いながら、その日は帰りました。

そして「何かすごいものを見た」という興奮を、会う人会う人に語り続けていたある日、
「岡本太郎が絶賛した人だから」
と教えてくれた人がいました。

その瞬間、わかりました。あの日見たのは「爆発」だったのです。

創作に対するエネルギーの爆発、それが芸術だと、岡本太郎は言っていたんだな、と岡本太郎の名言の意味までその一瞬で理解させられました。

おっとぼけ美術館の開館はインスタグラムなどで告知していますので気になる方はチェックしてみてください。

嵐村先生の魔力に惹きつけられて、先生亡き今もお面作りを続けている相澤さんに感謝する松本ジャポニスムなのでした。

おっとぼけ美術館のお面、一部ですが四柱神社の境内でご覧いただけます!覗きに来てください!


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「吟詠・寿岳流信濃吟詠会」

寿岳流信濃吟詠会(じゅがくりゅうしなのぎんえいかい)のご紹介です。

吟詠(ぎんえい)は漢詩や和歌を中心に、俳句、新体詩、現代詩など詩の型にとらわれず、さまざまな詩に節をつけて歌う、邦楽のひとつです。
吟じる者は、その内容を心に、声で心情、情景を表現します。

そして吟詠にあわせて舞うことを詩舞(しぶ)といいます。
主に扇を持って、詩の世界を表現します。

今回は、親子共演回として
①親子3人での合吟(ごうぎん)
②親子での吟と舞
をお送りいたします。

また、せっかくの機会ですので、有名な川中島を皆さんと一緒に吟じたいと思います。時間が許せば扇を使っての簡単な動きもレクチャーしたいと考えています。

寿岳流信濃吟詠会では、吟詠と舞のお稽古を月2回日曜日に行なっています。

私達、吟と舞にたずさわる者として邦楽のひとつである吟詠、詩舞を、ひとりでも多くの方に知っていただきたいと思います。

4月21日松本ジャポニスム、
吟詠・詩舞は
13:55〜

舞台のあとは詩舞のワークショップもご用意しています!
ぜひお出かけください!


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「御神酒の口・矢澤商店」

御神酒の口(おみきのくち)、知っていますか?

神に捧げるお酒が御神酒、それを入れるのが御神酒徳利(または瓶子)、御神酒徳利の口に挿して飾るのが御神酒の口です。

神様を大切に思う気持ちの表れとして飾られ、また福を招く縁起物としても大切にされてきました。

松本で御神酒の口を作っているのは、矢澤商店しか残っていません。松本の御神酒の口はとても繊細で美しく、誇れる逸品です。

御神酒は神棚に供えるもので、二つで一対となっています。神棚のあるお家に住んでいる、という方は御神酒の供え方もご存じかと思います。
そこに御神酒の口を飾るかどうかは個人の考え方でいいと思うのです。
ですが、神棚がなければ御神酒の口は飾れないのでしょうか。

例えば、お正月の鏡餅。
神棚や床の間にどーんと飾りたいところですが、それがないお家でも、皆さんお正月になればそれっぽい所に飾っていませんか?
玄関、リビング、キッチン。それぞれに工夫してお正月を迎えているのではないかと思います。

御神酒の口も同じように工夫すれば、もっと多くの人に楽しんでもらえるのでは、と考えました。

玄関のドアを開けたら、御神酒の口が迎えてくれる。リビングの飾り棚の大切な人の写真の横に御神酒の口が一緒に居てくれる。

花を飾るように、この美しい工芸品を愛でてもいいと思うのです。

工芸は暮らしと共にあるもの。人々の暮らし中で求められなくなったとき、その工芸はなくなってしまいます。装飾の意味が強い御神酒の口は、皆さんの考え方によっては、驚くほどの速さで消えてしまう可能性があります。

そうなる前に、一度見て欲しいのです。

飾る時は、御神酒徳利、御神酒の口は東向き、または南向きにすると神様に気持ちが伝わりやすいと、教えていただきました。
家に迎えた神様の、御座する場所の門の代わりと考えて配置するといいそうです。

飾る期間に決まりはなく、年末に新しいものに交換して新年を迎えると、より本来の形に近づくと思います。

御神酒の口は4月21日、松本ジャポニスム
四柱神社境内でご覧いただけます。


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「お六櫛・へんみ櫛店」

お六櫛。江戸時代の女性の名前がついたこの櫛の由来、有名ですよね。

木曽の旅籠の娘として生まれたお六ちゃん、美しいと評判の看板娘に育ちましたが、何しろひどい頭痛持ち。頭が痛くてどうにもならない。

少しでも良くなるなら、と御嶽大権現に願掛けに出かけました。御嶽山の険しい山道を登り、二十一日の山籠りをやり遂げます。
そして御嶽大権現のお告げを聞くことができました。

「御嶽山の霊地に生えるミネバリの木で櫛を作り、汝の髪を梳くべし」

お六ちゃんは、お告げどおりの櫛を作り、朝に夕に髪を梳り(くしけずり)ました。すると不思議なことに頭の痛みが軽くなり、ついには全快したというのです。

その話を聞いた旅籠の客が「そいつはすげぇ櫛だ」と、お土産に買い求め、そうしてお六櫛は全国に広まっていきました。

話を戻します。

逸見さんの櫛を使っていた時、知り合いの女性が「それお六櫛?」と聞いたので「そうだ」と答えました。

「私も持ってるんだよねー」と鞄から取り出し、言った言葉に驚きました。

「随分前だけど、偏頭痛がひどくて、道の駅で見つけて買ったんだよね。痛くなったらその部分を梳くんだよ。そうすると良くなった気がしてさ。ずっとやってたら治ったよ」

持っていた櫛を見せてもらうと、逸見さんの櫛に間違いなく、二重に驚いてしまいました。
(もちろん彼女個人の感想で、効果を約束するとかそういう話ではありません)

「この櫛のひと、来るよ」と話すと、偏頭痛持ちの友人に贈りたいから買いに行く、と喜んでいました。

逸見さん、櫛がひとつ売れそうです。

へんみ櫛店はワークショップもご用意しています。歯挽き済みの櫛歯を専用の道具で歯先を尖らせていく加工をします。できあがった指櫛は携帯に便利です。汚れてもよい服装でご参加ください。

「指櫛・相細歯作りワークショップ」
所要時間 1時間程度
講師 へんみ櫛店 逸見英隆
対象 中学生以上
当日受付 1名ずつ
参加費 4,400円

参加希望の方は直接ブース(四柱神社前)へお越しください。


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「稽古場風景・小唄」

「地唄とか長唄とか、端唄とか小唄とか、何が何なのかわからない、何が違うんだ!」

ごもっともです。

皆さんが生まれた頃はもう「身近なもの」ではなかったですもんね。(いいや、身近だった!という方はとばしてお読みください)

怒られることは必至ですが、ものすごく端的に説明します。(この他にもいろんな演奏スタイルがありますが、ここではごく簡単に)

地唄(じうた)は、最初の三味線音楽として発展し、その後、箏が加わりました。お箏と三味線の組み合わせが馴染み深いのではないでしょうか。

長唄(ながうた)は歌舞伎とともに成熟した舞台用の音楽です。オペラでいうオーケストラですね。

端唄(はうた)はお座敷で大勢で楽しめる音楽として発展しました。時代劇の宴会のイメージです。

そして小唄(こうた)は端唄の妹的存在です。端唄で盛り上がっていた人が、もっとプライベートな空間で音楽を堪能しようとしたのです。

好きなお方と四畳半さし向かい。声を張り上げる必要もない。三味線も相手にだけ聴こえればいい。だから小唄は撥を使わない、爪弾きなのです。

歌詞の内容もラブソングが多いです。皆が共通して経験する甘くて苦い想いを、洒落た言葉を使って唄っているのに気づいた通人たちは夢中になりました。

江戸の終わり頃に生まれ、昭和に流行のピークを迎えます。
ゴルフ、囲碁、小唄ができなきゃ出世なんてとてもできない、「三(さん)ゴ」は男のたしなみだ、なんてそれはもう大変に流行ったものでした。

季節の移り変わりと心情を、粋な歌詞で唄うこの芸能はもしかしたら地味に見えるかもしれません。ただ、ボディブローのように後から効いてきます。

全ての舞台を観終わって、帰り道で思い出したとき「小唄、良かったな…」なんて思ったら、貴方には通人の才能があります。ぜひその才能を伸ばしていただきたいと思います。

松本ジャポニスム
小唄の出演は13:35〜。お囃子入りでお楽しみください!


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「お稽古風景・能楽」

能楽宝生流、澤風会(たくふうかい)のお稽古場は、松本城も近い大手公民館。

部屋の中から謡(うたい)が聞こえてくると、それだけで日常に距離ができ、お能の世界の入り口に立っている、と感じます。
この感覚がいつでも新鮮で面白いのです。

こちらの教室で習えるのは三種あります。
「謡の稽古」「仕舞の稽古」「能楽囃子の稽古」

先生の人柄を慕うお弟子さんも多く、皆さん熱心に通っています。
稽古の空き時間にお弟子さんの持ってきた雑誌の、その能面の写真を先生が解説しているところに出くわしたのですが、全員食い入るように覗き込んでいて、危うく吸い込まれてしまいそうでした。
皆さん、本当に好きなんですね。

4月21日の舞台では…
「野守(のもり)」
舞台は春の奈良、春日野。旅人が出会った野守(野の番人)は、実体は鬼神でした。
鬼神の持っている鏡は世の中の全てを映し出します。
天国、地獄、様々なものを鏡に映しながら勇壮に舞います。

松本ジャポニスム、能楽の出演は12:40〜。
日常とは違う、不思議な世界へ足を踏み入れてみませんか?


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「けん玉・Zuku Kendamas」

毎年人気のけん玉チームのブースですが、今年は縄手通りの東側に場所を移して、新企画に挑戦です!

今回初めて、三味線とけん玉を合わせてパフォーマンスにしてみます。

日頃はノリのいい洋楽をかけながらパフォーマンスしているというZuku Kendamas(ずくけんだま)のお二人ですが、今回は三味線、しかも長唄三味線で果たしてうまく融合するのでしょうか。

試しに弾いてみると…。

意外と?いけるかも?

「着物も着てみる?」と差し出すと、また似合うし。パーカーと着物、これもまた合うし。

意外や意外、相性は良いみたいです。

あとは当日のお楽しみ!

そしてみなさんが挑戦するのは「もしかめチャレンジ」です。三味線に合わせてやってみよう!

けん玉のブースは縄手通りの東側です。
パフォーマンス、もしかめチャレンジは3回ほど行います。時間は当日ブースにてお知らせしますのでチェックしてください。

けん玉の販売を(レンタルも)していますが、すでにお気に入りを持っている人は、持参して参加しましょう!


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「お稽古風景・子ども舞踊」

白梅香る、なんとも風情ある佇まいのこちらは「池上百竹亭」。

中から聴こえてきたのは、長唄「元禄花見踊り」です。

そして目に入ったのは色とりどりの浴衣や着物をを身に纏った、華やかな子どもたち。
茶室のあるお庭に面したお座敷でのお稽古です。

「池上百竹亭」の日本舞踊教室が立ちあがったのは昨年10月のこと。
それから半年も経たない今日、子どもたちは(手伝ってもらいながらも)自分で浴衣を着て、当たり前のように座ってご挨拶ができ、真剣な眼差しで先生の踊りを見つめ、曲に合わせて舞っているのです。

一番小さい子は5歳。先生の足の運び、手の動きをしっかりと見ています。その一生懸命な姿、とてもかわいいです。

そして小学生、中学生には日本舞踊が持つ独特のしなやかな動きがすでに感じられます。

若柳吉友(わかやぎきちとも)先生は松本市寿で教室を構えています。大人から子どもまで幅広い世代の方が本格の日本舞踊をじっくりと楽しんでいます。
そして知識豊富な先生のもとには、舞踊だけでなく着付けを学びたい人も集まってきます。

松本ジャポニスム、子ども舞踊は11:40〜。

ちょっとお姉さんになった「元禄花見踊り」を見にきてください。


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「藍のかおり工房」

日本人が愛してきた青、春の陽光で一層鮮やかに色を帯びて、見ていると気持ちもすっきりするのは気のせいでしょうか。

藍のかおり工房さんのご紹介です。

明治44年から続く浜染工房で、型紙を用いた型染めや、様々な道具を用いた絞り染めを本藍で染めています。本藍染めのストールやTシャツ、小物など普段使いできるものをご用意しました。

昔からの柄を主に、新しい柄も取り入れ、普段使いやお土産、プレゼントとしてもオススメです。

全て手作りで、使い続けるうちに色の変化など、藍染の良さを実感していただけると思います。

4月21日松本ジャポニスム、四柱神社前でお待ちしてます!


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