縄手通り〜浪曲と講談〜

7月31日、浪曲と講談の会が実現です!
縄手、中町界隈の三ヶ所で行われる「倍音まつり」の企画のひとつです。

縄手通り 浪曲と講談
7月31日(日) 13時開始 
縄手通り中央辺り じゅげむにて
出演 
東家孝太郎(浪曲)
沢村まみ(曲師)
すみれ亭香方(講談)

東家孝太郎さんは、今一番注目の本格浪曲師です。チラシにも書きましたが、まさに聲良し節良し啖呵良しの文句無し実力派です。しかも曲師の三味線もつきますので、昔からの浪曲ファンも納得、初めて観るという人にも楽しんでいただけること間違いなし!何を聴かせてもらえるのか楽しみです!

そしてそして、縄手通りで開催する部分につきましては無料でございます!浪曲の他にも、すみれ亭香方さんに講談を一席読んでいただきます。ビシッとフワッとホロリと皆様の心を震わせちゃいますよ!

ただし、店舗内から通りに向けて行いますのでお客様はちょっと(かなり?)暑いと予想されます!塩分、水分を充分に摂りながら、フェスだと思って暑さも楽しんでいただけると幸いです。

ハードルを下げたり上げたりしていますが、ぜひ一度浪曲なんてものを聴いてみませんか?

涼しくゆっくり楽しみたい方にはストーリーハウスを、音に酔いしれたい方には中町サムサラをお薦めします。


#浪曲 #浪曲と講談#倍音まつり #中町 #サムサラ#なわて通り #じゅげむ

松本かえるまつり開催のお知らせ

皆さまへ 
松本地域梅雨明け宣言出されてから、連日30度を超え35度超える暑い日が続いています。

大変遅くなりましたが、各所での調整が取れましたので、この場を借りて第19回松本かえるまつりの日程をお伝えさせていただきます。

11月20日(日)10時~16時予定
会場:ナワテ通り・幸橋・女鳥羽川水辺・桝形跡広場

内容につきましては、2年間のブランクで信州大学の学生が未経験者中心でのかえるまつり開催となることと、コロナ禍でもありますので、日程を1日限り、規模を縮小しての開催になることをご了承ください。

また11月19・20日は、四柱神社境内において恵比寿神社のえびす講 招福祭りも開催されます。同時開催となります。

かえる市場の公募は、7月後半に応募スタートで2週間ほど応募期間を設けて応募フォームから申し込みして頂くことになります。
詳細は、後日、松本かえるまつりFB( https://m.facebook.com/kaerumatsuri/ )でお知らせいたします。

11月20日は、紅葉も見頃ですが、寒くなる年もあります。
第1回目の松本かえるまつりが、2002年11月17日でした。
あれから20年皆さまに愛され支えられて続けてこれました。
今年もかえるまつりが無事開催されることをカエル大明神に願うばかりです。
どうぞよろしくお願いいたします。


#かえるまつり #お知らせ #nawate #matsumoto

浪曲って知ってますか?

ご無沙汰しております。
松本ジャポニスムです。
その後皆さまお元気でお過ごしでしようか。

こちらはと申しますと、ここのところ頭の中が浪曲のことでいっぱいになっています。
というのも今年の夏、縄手通りで浪曲をやろうとしているからなんです。

浪曲師、そして曲師を招いての本格口演なのですが、どうも皆さん浪曲を知らないらしいのです。

「次郎長、わかんない?」
「︎旅ゆけば〜、知らない?」
「江戸っ子だってねぇ…知ってる?」
「うなりやベベンは?」
「俵星玄蕃は?三波春夫の」

色んなこと言ってみましたが、皆さん首を振るばかり。
そうかぁ、知らないんだなぁ。

浪曲は、落語や講談に並ぶ寄席芸能です。比較的歴史が浅く、江戸時代にフワフワ〜っと存在していた芸能が「浪花節」という名前で組織を作ったのが明治に入ってすぐのことで、その後浪曲と呼ばれるのが一般的となりました。

落語や講談とは違い、節(唄う部分)と語りと三味線が混ざり合う不思議なパワーのある芸能です。分かりやすく言うと演歌と落語を交互にやっている感じでしょうか(怒られるかな)。

語りと唄が入り交じるパターンは日本では珍しくないんですよ。
文楽の義太夫、新内や清元も語りと唄を交えながら進行しますし、日本の芸能の中では少しも変なことではないのです。

落語、講談は高座に座布団、浪曲はテーブルを前に立って口演します。そして浪曲師の横には椅子に座った三味線弾き(曲師)がいて、浪曲師の顔をじっと覗き込んだまま三味線をつけます。この三味線が驚いたことに即興演奏で、浪曲師を見つめて息を合わせているのです。ここの緊張感も浪曲の面白さでしょう。熱を帯びてくると「ヨッ」とか「アオッ」とか掛け声が入ります。

聴き始めた頃はこの掛け声が気になって、集中できなかったものでした。
懐かしいですね。もう全然気にならない。むしろ聴こえないと「ノってないのかな」と思うくらい。

で、この浪曲が面白いんです。

あ、この話、まだまだ続きます。


#浪曲 #寄席芸能

松本ジャポニスム、無事終了いたしました。

四柱神社神楽殿で行われた「伝統芸能」の舞台は、たくさんの人ご来場いただき、最初から最後まで大いに盛り上がりました。参加型の舞台もいくつかあり、みんなで型を真似たり唄ったりもしました。ワークショップも多くの人に体験していただきました。身近に感じられる機会となったのではないでしょうか。
出演いただいた先生方には心より御礼申し上げます。四柱神社の舞台は素晴らしいものになりました。

大鳥居周辺では「伝統工芸」のブースも盛況でした。ワークショップ、それぞれに工夫を凝らしていただきました。ホクホクで作品を見せてくれた参加者の方、嬉しそうでした。工芸の五月実行委員会と出展者の皆さまにもお世話になりました。ありがとうございます。松本の伝統工芸もまだまだ力を秘めています。今後も気軽なスタイルで多くの人に届けていきたいと思います。

「にっぽんいろいろ」企画も充実でした。笑顔をたくさん見ることができました。非常に盛り上がり驚いています。
皆さまにはお忙しい中、時間を作って企画を練り準備していただき頭が上がりません。ありがとうございます。

そして興味を持ってご来場いただいた皆さまにも感謝申し上げます。ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。


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松本の街と芸能

かつての松本は芸どころでした。裏町、天神、そして浅間温泉。三味線や舞踊、唄にお囃子、自慢の腕を競い合う芸者さんがたくさん居ました。芸を教える師匠も教室もそこかしこにあり、上手い人も下手な人もそれは熱心に稽古をしていました。
想像してみてください。裏町で長唄の稽古をした芸者さんがお座敷までの短い自由時間に下馬出町の塩川であんみつを食べながらおしゃべりしたり、縄手横丁の細い路地から清元の語りが聴こえてきたり、普段はさえないおじさんが宴会になると嬉々として舞踊を披露したり。もっと昔は義太夫を唸ったりしていたそうです。何とも楽しそうではありませんか。
でもそれも昔のこと。
私にそれを語ってくれた師匠、芸者さんたちも、ひとり、ふたりと旅立ってしまいました。寂しさとともに危機感に近い感覚を感じていました。もったいないなぁ、と思うのです。ずっとそう思いながら何もせず時が過ぎてゆきました。
そこにやってきたのが新型ウイルス。私も多くの人と同じように引きこもり、考えました。これが長く続いたとしたら、今、松本に残っている教室も遠くに引き上げてしまうかもしれない。芸能の良さを知る人間として、それはあまりに悲しい想像でした。何かできることがあるのではないかと考え、出した答えがこのイベントでした。
各教室の先生方にご協力いただき、素人ながら奮闘して何とか第一回「春の御庭と春の路」を開催することができました。
そして今年、たくさんの人のご協力を得て第二回「松本ジャポニスム」を開催いたします。「工芸の五月」の皆さまにお手伝いいただいたことで、伝統工芸もより充実したものになります。「にっぽん」の良さ、楽しさを見つけていただければ、これほど嬉しいことはありません。
「松本ジャポニスム」、間もなく開催です。4月17日、お見逃しなき様、重ねて御願い申し上げます。


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絵本読み聞かせ

とざい、とーざい!
今回皆様にお届けいたしますのは「落語絵本・かえんだいこ」そして「狂言絵本・かきやまぶし」にございます。演じまするは葛岡由衣、そして前田斜めの両者にごさりまする。下座に浅間火焔太鼓を迎えまして賑々しく、お嬢ちゃんお坊っちゃん方にご観覧いただこうという趣向にございます。お目まだるき所は、袖や袂で幾重にもお隠しあって、良き所は栄当々々のご喝采、隅から隅までつらりつとオン願い申し上げ奉りまする。
まずはそのため口上、とざい、とーざーい!


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伝統芸能・荻江節と囃子

四柱神社神楽殿での伝統芸能の舞台、見どころのひとつ、荻江節とお囃子の手合せにお邪魔して参りました。

今回演奏していただくのは「梅」。桜ではなく梅の春です。まだ寒いのだけれど、待ち焦がれた春の兆しを見つけて、その景色を愛でている穏やかな曲です。

白澤先生の落ちついた唄と柔らかな三味線に、清之先生の小鼓の余韻が響いて、梅の木のまわりの情景が広がり、彩色されていくのを見るかのようでした。和楽器のもつ力ってすごいなぁ、とひたすらに感動しました。皆さまにお届けできること、本当に奇跡です。どうぞお見逃しなく。

4月17日松本ジャポニスム 四柱神社 伝統芸能
箏曲・荻江節(囃子入り) 12:10〜


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端唄・芸遊館

端唄は江戸の末期に庶民に大流行した「短い歌詞」を三味線にのせて唄う音楽です。この歌詞が肝で、よく聴くと風流や洒落、風刺が詰め込まれていて実に面白いものです。しかも庶民の楽しみだっただけあって、替歌、模倣、あんこ入りなど遊びをたくさん見つけることができます。七五調の歌詞が多いため「忘れちゃったから別の唄の歌詞でいいや」とか「曲の間にあの曲入れてみんなで唄おう」とかそんなことも容易にできる気軽さもあったと思います。みんなで遊ぶ曲、粋な文句を聴かせる曲、思わせぶりな恋の唄もたくさんあります。江戸も今も変わらないなぁ、そう確信させてくれるジャンルだと思います。

芸遊館は松本中町で活動をしています。お気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。


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能楽・澤風会

今回も序を飾っていただきます能楽・澤風会(たくふうかい)。
能楽は歴史があるだけ奥が深く、そして謡(うたい)、仕舞、囃子と全てに太い芯があるのを感じます。

能楽にも楽器が入ります。笛、太鼓、小鼓、大鼓。これだけです。邦楽囃子が三味線音曲に入るのに対して、能楽囃子は謡に囃子が入ります。実にシンプルな構成ですね。
謡で物語が進行し、囃子で拍子を取り、舞で演じる、言うなれば歴史ある演劇です。難しそう…と思わずに、まずお越しください。分かりやすく解説しながら進めていきます。

能楽・澤風会は松本市大手公民館でお稽古を続けています。
講師 能楽宝生流シテ方 澤田宏司
能楽囃子の教室もございます。ぜひ一度見学にいらしてください。


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